エクステリア&ガーデン 相談するタイミングは?

お客様からよくある質問で、『いつぐらいのタイミングで相談すればいいのでしょうか?』と聞かれます。

お庭やエクステリアをリフォームされるのであれば、『思い立ったらすぐ相談!』でいいと思いますが、これから我が家を新築される方の場合は、家を建てる進捗状況のいつごろからエクステリアやお庭を考え始めればいいのだろう?という意味合いでの質問ですので、この場合はいろんな選択肢があります。


まず、私が一番理想的だと思われるのは、家の設計時に外回りの設計も同時に進むことです。
ここで重要なのは、家の設計をされている建築士さんがエクステリアの設計までできる、ということです。やはり家のデザインは外回りのエクステリア及び、お庭までトータルに考えてこそ全体の統一感が出ますので、信頼できる建築士さんだと感じたらぜひお願いしてみてください。きっと喜ばれますよ。
もし、その建築士さんが外回りは苦手なようでしたら、信頼できるエクステリアデザイナーさんを探して、建築士さんとエクステリアデザイナーさんがお互いコラボレーションできるようにお願いしてみるのもいいのではないでしょうか。
ただしエクステリアデザイナーさんを紹介されて、安易に信頼してお願いするのは避けたほうがいいと思います。建築会社の下請け業者の営業さんである可能性も高いので・・・。



現在、一番多いのが、家の設計が決まり建築会社と契約した後に、その会社のエクステリア担当さんに相談したり、建築会社の下請け業者さんを紹介されるパターンだと思われます。
この場合は、建築工法や建築規模によって着工から完成までの期間は様々ですが、家の引き渡しと同時に外回りも完成させたい。引っ越した時には外回りもお庭も出来ていたほうがいい。という方は
建築会社に『雨水ます・汚水ますの配管、据え付けはいつですか?変更はいつまで受け付けられますか?』ということを確認してみてください。
『雨水ます・汚水ます』
つい最近まで建築会社とさんざん『家』の打ち合わせをしてきた方でも、案外その存在さえ知らないのが『雨水ます・汚水ます』です。これは屋根に落ちた雨水や、お風呂場や台所から出る生活排水を浄化槽や側溝まで流すためのパイプとパイプをつないである『ます・枡』ですが、これがエクステリアやお庭のデザインにとっては非常にやっかいな(笑)ものです。
この『ます・枡』の位置を変更できるかどうかによって外回りのデザインも理想に近づけるかが決まりますので、エクステリアのデザイン決定のベンチマークにもなります。

例:気に入ったラインのアプローチデザインが出来たのにアプローチの中に『ます・枡』がある。

例:この場所に木を植えたいのに、土を掘ったらパイプが出てきて植えられない。

例:ここにウッドデッキやタイルのテラスを作りたいのに『ます・枡』が邪魔している。

いかがでしょうか?
良心的な建築会社なら、この辺りも配慮してもらえるはずですので、位置の変更可能期限までに外回りのプランも決定できれば理想的ですね。



最後のパターンですが。
『家に住んでみてから考える。』これもいいと思います。
住んでみないと生活動線、お隣との関係、何が必要で何が不必要かわからない。
家で予算を使い切ってしまったから、外回りまで手が回らない。
理由は様々ですが、私のお客様には家が完成してからご自分で3年間もプランを温めてからご相談に来られた方もいらっしゃいます。その時にはもう『自分はどんなお庭をつくりたいか。』が固まってますので私はプロとしてのアドバイスと、より良いデザインにしていくだけでした。
確かに家が完成した後のエクステリアデザインは『ます・枡』や『パイプ』等、現況物の制約は受けますが、そこを何とかして良いデザインを提案するのが私たちエクステリアデザイナーの腕の見せ所ですので、安心してエクステリア相談の後伸ばしをしてみてください。
以上、3パターン挙げてみましたが結局『いつでもいいですよ!』みたいな感じになってしまいました(笑)
そうですよね。焦らず(業者都合に焦らされることなく)ゆっくりと自分たち家族が本当に納得できるプランができるまで時間をかけてください。
本当に大切なことは相談するタイミングよりも、信頼できる相談相手が見つかることではないでしょうか?


エクステリアやお庭のことで相談相手を探されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度私たち

『フラワーチルドレン』にご相談してみてください。http://www.flower-children.org/

最後まで読んでくださりありがとうございます。