なんとなく に 救われて

 

昨日、15分くらい遅刻しました。

 

朝、電話が鳴ったので出てみると、実家からでした。

夜かけても出ないから、朝なら、とかけてみたらしい。

急ぎでなくても携帯にかけてくれればいいのに。

どうも遠慮してるんだなあ。

 

 

一通り近況を話したあとで、

 

父「で、今日は休みか?」

私「ん?仕事。もうちょっとして出かける感じ。」

 

実は、もうちょっとどころかこの時点で遅刻確定なんですが、、、

父が申し訳なさそうに急いで電話を切るのはいやだったので、悠長な返事をしました。

 

 

家の電話はナンバーディスプレイではないので相手がわからず、

時間帯によっては出ないこともありました。

でも、今は亡き祖母からの電話がきっかけで思い直したのです。

 

 

ごった返すゴールデンウィークに帰省することはあまりないのですが、

その年はなんとなく帰省し、実家から車で1時間以上かかる祖母の家を2度も訪ねました。

弟が釣ってきたばかりの魚を刺身にして持っていったら、

びっくりするくらいきれいに食べて、そのままお昼寝してしまいました。

 

そのお礼の電話が鳴ったのは、

岡山に戻ってきてバンドの練習に出かけようとしていた矢先でした。

「あ~ 誰かなあ。出てたら間に合わないなあ。」

と思いながらも、なんとなく出ました。

 

それから数日後の夕方、大好きな畑で事切れているのが発見されました。

ちょうど満月に照らされていたので、その日のうちに見つかったのです。

 

思いもしない突然の別れでした。

すごく元気だったのに。

脳梗塞のような状態だったそうです。

 

 

あの電話に出ていてよかった 

 

出てなかったら、気持ちが救われないまま自分を責めたと思います。

 

 

「なんとなく」でもいい、

自分の気持ちが向くものは大切にしたいです。

 

 

ということで、

昨日渡辺さんはお休みの日だったので、この場で遅刻申告することにします(^_^;)